
シロアリについて
今回シロアリについて勉強会があり少し勉強して来ました。シロアリほど対象になるものに対し評価の分かれる生物もいません。
人に対しては家を食い荒らすとんでもない害虫ですが、地球に対しては倒木や枯葉を土に返す大変貴重な生物です。
バクテリアと同じようなことをしていても一方は褒められ一方は害虫扱いです。
今回の勉強会ではシロアリ駆除及び予防の現状と問題について聞いて来ました。結構ショッキングな話題も有り考えさせられる勉強会となりました。
現在、一般的に使用されるシロアリの薬剤は合成ピレスロイド系かネオニコチノイドが主流となっております。まー「安全」と言うことで使用され、昔のような「劇薬」の
「10年保証」ではなく現在は「5年保証」となっております。その他、基礎パッキンの使用、天然系予防剤、高耐久の材木の使用等でシロアリの侵入及び発生を予防していると思います。
ここまでは「ごもっとも」な話です。「安全」は学会の論文で発表され私達は当然というか当たり前のようにその論文を信じております。ショッキングだったのはここからです。
論文を発表する学者や研究者の研究費、人件費は主に合成ピレスロイド系、ネオニコチノイドを製造するメーカーから献金?提供されています。薄々気付いてはいたんですが、あれと同じです。
東日本大震災の福島の原発事故の時にテレビのコメンテーターとして出演して「安全」と言っていた原子力関連の学者達の殆どが電力会社等から研究費を頂いているのと同じですね。
そんな特別原子力に日頃関心のなかった私達は頭の良い人の話を信じてしまいますよ。そして現状この有様です。発電所現場で働く人はホント大変と思います。しかし具体的な廃炉への明るいニュースが
伝わって来ません。
話は戻ります。私達の健康や安全は私達の知らないところで製造メーカーと学者、研究者との癒着で振り回されているのかもしれません。
・現状の薬品処理の問題点
@5年保証のため5年後に再処理を行う。しかしここで問題点。長期優良住宅をローコストで行った住宅に多い構造用面材に「合板」を使用した場合に外壁をめくるしか処理出来ない。弊社のほとんどの住宅が
構造用面材に「モイス」を使用しているためホッとしています。 やはり薬剤効果の無くなった外部に面する合板使用は危険ですね。
A初期の外断熱工法の外部に面した基礎断熱の被害が結構報告されています。 弊社は外断熱工法自体に以前から疑問あり。断熱材入の外壁材をたまに使用しますが、あくまでも通常の断熱性能のサポート程度と
とらえています。断熱材入の外壁材を使用しただけで「外断熱工法」とうたう業者がいますが、「それは違うだろ」と言いたくなります。
Bまじめに律義に五年おきにシロアリ駆除、予防を行うときのトータルコスト。 新築時+5年後+10年後年後でトータルで¥30万前後となるのでは。・・・・・・・・・・
Cアメリカカンザイシロアリの発生 知る人ぞ知る恐ろしいシロアリです。港あるところに女あり じゃなく港あるところにアメリカカンザイシロアリありです。一般的に日本のシロアリは暗く湿度のあるところを好みますが
奴らはいきなり外から飛んできて乾燥した小屋裏なんかに住み着く恐ろしいシロアリです。アメリカから港経由で日本に来たと思います。アメリカの映像では家の周りをシートで囲って凄いおおがかりな駆除を行なっています。
ゾッとしてばかりではいけません。勉強会で良いのを学んできました。(今までの予防駆除剤は農薬のジャンルだったのを初めて知りました。)
エコボロンと言います。以前からネット等で商品は知っていたのですが、今回(ホント偶然)弊社がシロアリ駆除を行なってもらっている業者が東海三県の指定業者となりました。
特徴として
・分解されない無機物 (従来は気化分解される有機化合物)
・15年保証出来ます。(2、5、8、10,13年目に定期点検含む) 従来処理は5年保証
・ほぼ無臭しかも急性経口毒性は食塩程度 数値としてはLD50>2000r/sです。これはこのような検査に詳しい人がみても「お〜」ってレベルです。
・京都大学などの公的機関で性能確認。 文化財にも使用(熊本城本丸御殿、犬山城等) ←一番びっくりだったのは過去の実績主義の「役所」がこのような新しい(日本では)処理方法を採用したことです。
・トータルコストが安い。15年保証(定期点検費含む)で¥10万前後 以前の薬品処理を新築時+5年後+10年後年後でトータルで¥30万前後
・アメリカカンザイシロアリの予防に最適(アメリカでの標準的な処理方法です)
長々と文章だけになりましたことをお詫びします。詳しくは下をクリックして下さい。
